御言葉メール646
2012年9月1日
「わたしの心はわたしのうちで沸き返り、わたしはあわれみで胸が熱くなっている。わたしは燃える怒りで罰しない。・・・わたしは神であって、人ではなく、あなたがたのうちにいる聖なる者であるからだ。わたしは怒りをもっては来ない。」(ホセア11の8,9)
聖書は神は愛である、と言いますが人が愛であるとはいいません。むしろ人間は罪の奴隷であると言われる。思いと行いにおいて自分の利益と満足のためにしか動けない。
神の恵み深さを経験していたイスラエル民族が、満足と快楽のために偶像を求めた様に、私自身の心を占めているのは、残念ながらいつも神様だけではないのです。私もイスラエルと同じです。しかし神はその様な私達であるにも関わらず、私達を忘れたり無視したり見捨てたりされない。ご自身に逆らうイスラエルを罰してもそのままでは決して終わらない。罪に対して怒る神が、同時にあわれみで胸が熱くなると表現されるのです。
罪の赦しと回復が、罪を罪とも思わないで生きている私達に、一方的に与えられる。そして罪がわかる者にされる。これが神の愛です。私には到底、及びもつかない理解しがたいご性質です。どうか、どんな辛さや問題や病があっても、神の愛の御手の中にあるという事が、平安と慰めになります様に。