御言葉メール689
2013年7月13日
「あなたは私の心に喜びを下さいました。それは穀物と新しいぶどう酒が豊かにあるときにもまさっています。」（詩篇４の７）
私達は自分が自立して生きていかないといけないと思う時、自分の心を励まし元気にしてくれるものを、意識的、無意識的に求めていると思います。元気にしてくれるものは、この世の中にいろいろあります。
しかしダビデは、それ以上のものを見出した、と言います。この時のダビデは、息子アブシャロムに王座と命を狙われ、逃亡生活の最中でした。その心情は、決して心穏やかなものではありません。私達も、目の前にある不安で心が押しつぶされそうになる時があるかもしれません。ダビデの様に、これからどうなっていくのか皆目、見当がつかない事があるでしょう。
その時、ダビデは過去に経験した神の助けを思い出し、神の哀れみに訴えるのです。義しくないものを義しいとし、弁護して下さる神に祈る時、ダビデは穀物と新しいぶどう酒（物質的繁栄）に勝る喜びを経験します。神との交わりによって与えられる平安です。今の苦しみは、過去の神様の祝福を忘れさせるのに十分かもしれない。どうかその時、神様がどの様に、私達を今まで導かれてきたかを思い出させて下さいます様に。私も、そうありたいと願っています。