御言葉メール695
2013年9月15日
「私はゆるぐことがなく、代々にわたって、わざわいに会わない。」（詩篇１０の６）
私達は、上記のことばの様に自分の人生を送る事ができたら、と願わないでしょうか。また、その様に確信できる人生が成功だと考えないでしょうか。しかしこの言葉は、繁栄し高慢になり、神を呪い侮る「悪者」のことばとして書かれています。
この神を認めない強い人によって、苦しめられ圧迫されている貧しい人がいます。この人は神を信じている。しかしつぶやきます。神は決して見はしないのだ、と。しかしそこで終わらない。「主よ。立ち上がってください、忘れないでください。」と神に向かう。それは自分の心の不満を、自分の中でふくらませる事から守ります。主よと、自分の思いを踏み越えて神に向かえる。
それは、「あなたは見ておられました」という詩篇の作者の確信となった様に、私達の確信ともしてくださると信じています。神を信じない生き方の確信は、今の繁栄が拠り所です。その繁栄は必ず終わりがある。しかし神を信じる者は、いまの状態に左右されることがあっても、拠り所である神に帰してくださる。神は永遠の支配者で、貧しい者の願いを聞きその心を強くしてくださる。どうか神を信じながら、苦しみと葛藤の中にある方達の上に慰めがあります様に。