御言葉メール729
2014年5月10日(記:斉藤文子)
「主はモーセを呼び寄せ、会見の天幕から彼に告げて仰せられた。」(レビ1の1)
私達は規則を守る事が嫌だったり抵抗を覚えたりする事があります。自分の考えや感情があるからです。旧約聖書のレビ記は、一読すると規則だらけです。
神はモーセを通してイスラエルに神礼拝と生活の規範を細かく教えられました。救われるためには勿論、キリストの贖いを信じることです。それでは信じてからどの様に生きたらよいか、それを教えてくれるのがレビ記であり律法です。確かに規範があると、従いたくなくても自分を規則に合わせていく必要が出てきます。ところがその規則は、それを与えられた方がどういう方か教えてくれるのです。
何よりも私達の罪を赦したいと願っておられる方が神だとわかる。動物をいけにえとして殺す事によって義と聖の神が絶対、赦す事のできない人間の罪を一方的に赦そうとされる。神によって罪赦された民は、偶像を信じる周りの民族とは違った歩みを教えられる。ただ律法を与えて放っておかれるのではなく、神を信じる者と共に歩んでくださる。神は天幕を通してイスラエルと共に歩まれたのです。歩むべき道を示される方は私達がどんな状態でも共にいてくださる神です。律法は神と共に在る恵みに気付かせてくれるでしょう。