金沢聖書バプテスト教会

金沢聖書バプテスト教会は、神の愛とキリストの贖いと聖霊の導きによって真の神様を礼拝する者の集まりです。あなたを心より歓迎します

ブランチ山科通信

ブランチの窓から2

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■ブランチの窓からNo2

ブランチn2-112月に入って雪の便りがあちこちから聞かれるようになりました。
最近の天気は一日のうちに晴れていたかと思うと雲が垂れ込め雷が鳴り、霰が降り、霙が降り、雨が降りまた雲間から光がさすと言った状態で、本当にめまぐるしく天気が変わります。これが北陸の冬です。私は12年ぶりに金沢に戻ってきたのですが、飽きもせずいろいろな表情の空を眺めています。
ブランチの窓からは、冬枯れの木立の枝一本一本に昨夜からの雪が降り積もって、まるで白色のペンキが空からスプレーされたようです。

ブランチn2-2

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「ブランチ」の事を話しましょう。簡単な間取り図を書きましたが1階は台所と食卓が中心にあり、その周りに各家(部屋)がくっついているような作りです。各世帯の暮らしを大切したいという希望を形にしてくれました。
食事は、食堂でします。暮らしの中で食事の時間は大切にしたいことの一つでした。人は必ず食べますから。そしてお互い顔を合わせるだけで分かることが沢山あります。
自分の食事は自分で作るが原則ですが、お子さんのいるお母さんはもちろん子供の食事を準備するでしょう。また体調が悪くて準備が大変な人には、ついでですし、作れる人が一緒に作ります。特に朝は出勤、通学、通院それぞれ出かける時間があるので、皆が常に一緒に食べることはしませんが、気配を感じるのはいいなと思います。
台所も複数人数で使えます。写真は家の完成会を設計士さん、職人さんたちとした時の物

ブランチ2-4

12月に入り、外気温が10度以下になってから、エアコンだけではなかなか部屋が暖まらず、ペレットストーブをつけ始めました。すると一階フロア全体が暖まり、朝が動き出します。
1階の他の共有部分は、リビング、玄関、トイレ、風呂、洗面、洗濯場。
トイレは二つ。歩行器(小さい車椅子)が入ることのできるほどの広さの物と普通サイズのトイレ。洗面所も二つ。高さの低いものと、高いもの。洗濯機は二つ。その場所ですぐ干せるので、わざわざ外に出る必要がなく、いつ雨や雪が降ってくるか分からない北陸の天気でも、一日中洗濯物の心配をしなくてもいいのです。これは助かっています。
快適に暮らす。共同で暮らす家の大切な要素の一つでしょう。
2階部分はそれぞれに独立したゲストルームと図書室。ゲストルームは、どなたでも使ってもらえます。図書室は誰が手に取って良いことを条件に個人の本を置いています。文庫のような空間にしたいと思っているのですが、今の所、子供たちの隠れ家的遊び場になっている感もあります。第二のリビングとして、静かに過ごしたい時にはこちらにも。
住む人によって、家の様子は変わることでしょう。それは当たり前です。大切なことはお互いの信頼の上に、暮らしを築く事です。

共生の住まいに不可欠な物
「対等な関係で尊重し合う事、
主体性を持ちながら自分の限界をしること、
自分の気持ちを相手に伝えることの大切さ。」
(『家族と住まない家』春秋社より)

**Aさんの事*

この家の立ち上げに始めから関わり、共に生活を始めたAさんが、12月3日深夜亡くなりました。難病を抱えていたので、いつかはと思う気持ちはあったのですが、あまりにも早すぎました。兄弟、親戚もなく、夫も亡くなっており孤独であった方でした。私は、Aさんの事を少しでも分かろうとして、この1ヶ月間いろいろな方から話を聞こうとしました。けれどそんな短い間で人の生き様を分かろうなんて、なんと愚かな事だったでしょうか。私たちを信頼して下さり、終の棲家として短い時間であったけれど一緒に住んだことに感謝し、やっと今、身体的な痛みや心に抱えていた悲しみ、苦しみから解き放され、天の御国にいることを信じています。
悲しいお知らせにはなりましたが、Aさんの最期をブランチで看取る事になったことは、これからの「ブランチ」の存在を考えるうえで大きな示唆を与えてくれました。
Aさんは、遺言をきちんと書いておられました。遺骨は、教会の墓地に入れられます。亡くなった夫や父親の遺骨はありません。けれどAさんが願っていたように3人の名前が、プレートに刻まれます。

 

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