金沢聖書バプテスト教会

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御言葉メール1020

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御言葉メール1020

2020年4月4日(記:辻嵐桂子)

イエスは酸いぶどう酒を受けると、完了したと言われた。そして、頭を垂れて霊をお渡しになった。(ヨハネの福音書18章30節)

およそ2000年前のローマ統治下のユタヤ、エルサレム郊外で、イエス・キリストが十字架刑に処され死なれた。
十字架は今やキリスト教のシンボルである。

十字架刑は、当時の処刑方法の中でも最も残酷なもので、反逆罪など重罪人に課せられるものであった。
それは長時間肉体的苦痛を味わうとともに、その姿を人々にさらされ嘲られる、辱しめを伴うものであった。

その十字架上で、主が発したいくつかの言葉を、福音書の記者たちはそれぞれの視点から記録している。
ヨハネが記した完了したという御言葉は、主が息を引き取られる直前、おそらくヨハネ自身がその耳で聞きとった言葉であったろう(26-26節参照)。

完了したとはまさに勝利宣言である。
それは、人としてのイエスが、その職務の全てを、完璧に成し遂げたということである。
すなわち、罪人を救うために世に来られたイエスは、完全な生涯を全うし、御自身をささげることで、私たちの罪の贖いを完成されたのである。
それ故信じる私たちは、罪赦され、もはや刑罰を受けることがなく(キリストが代わりに受けてくださったので)、それどころか、神と完全に和解し、天の御国に迎え入れられるのである。

明日から受難週に入る。イエス・キリストの十字架の苦しみとその意味に、あらためて思いを巡らしたい。

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