なぜ、神のご性質を学ぶ必要があるのか

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人は、神を見たことはないし、見ることはできません。また、神は人間の持っている理解力やでは、はかり知れないお方です。それは、人間をはるかに超越したお方だからです。そのお方を神は啓示によって、とくに救い主イエス・キリストを通して知ることをよしとしてくださいました。神がどのようなお方であるかは、イエス・キリストは、神の本質の完全な現れです。そして、私たちは聖書を通して、キリストを知り、神を知ることが出来ます。

とは言え、神は超越的なお方であって、私たちの理解を遙かに超えた方であられることには変わりありません。私たちには、自分の経験や尺度をもって物事を判断する傾向が多分にあります。実際に、過去の歴史においても、神がどんなお方であるかについて、随分偏ったり、誤った理解が随分なされてきたりしたようです。神を実際よりも随分矮小化して、随分劣った方としてしか理解できない、あるいは私たちを厳しく監視して、どこにいても捉えようとされるお方であるとか、あるいは優しいおじいさんのようで、干渉せず、暖かに見守っておられる方だという理解などです。そのような理解は、神のある点のみについて随分偏った、あるいはゆがんだ理解であったり、人間レベルに引き下げてしまった理解になったりしてしまいます。当然、そのような神を信じている人の信仰生活も、それに強く影響されていきます。それどころか、真実の神と違った神の姿を造りあげているならば、それはまことの神に対して、随分失礼なことをしていることになり、大きな罪となります。

しかし、私たちの知るところはわずかであるとしても、神の偉大さを知っていくこ

とは、私たちがどのようなお方を信じているのか、私たちはどのようなお方の民となり、その子とされ、その方に祈り、礼拝することが許されていることの幸いを知る、実感する、自覚することが出来ます。しかし、神がどのようなお方であるかと言ったときに非常に漠然としておりますので、いくつかの面から見ていく必要があります。そして、それは、御言葉によって知ることのできる面でもあります。そのような側面が神のご性質です。神のご性質を学ぶことで、その側面を充分に捉えるということは不可能でありますが、その豊かさを知ることができます。そして、神のご性質は、決して変わらないので学ぶ価値があります。人間の人格や性質は、ある程度変わらないものもありますが、時間の流れとともに、あるときは一瞬で変わってしまうものもあります。しかし、神のご性質は、決して変わらないものです。ですから、そのご性質をもって神はこのようなお方であると言い切れるものではありませんが、重要な真理であり、そのようなお方として絶対的に信頼することのできるものであります。また、神のご性質を学ぶ必要のもう一点は、神の持っておられるご性質は、この世のものにはなく、私たちの経験からは決して知ることの出来ない側面であるからです。あるものは、程度や質の違いはあっても人間も与えられているものもあります。しかし、神のご性質と言ったときに、質においても、程度においても遙かおよばないもの、そういうご性質(伝属性。愛、善性、誠実さ等)もありますが、人間にはまったくない属性(非伝達的属性。自存性、遍在性、不変性など)もあります。この非伝達的属性は、神のご存在と直結するものです。単なる性質ではなく、そのご性質をもって、神の実在を示すものを本性とも呼びます。私たちはそれらの本性・属性を、聖書から学ぶことなしに、神というお方を充分に(それでもわずかですが。人として知ることが許されている範囲において必要充分)知ることはできません。このような意味で、神の本性・属性について学んでいきたいと思います。そして、その目的は、私たちと神様との交わりがより豊かになるためです。もし、そうでなければ、この学びはまったく役に立たないものになってしまいます。聖書は、まことの神から離れていた私たちを、キリストの贖いによって和解させ、神との豊かな交わりを回復させることが目的だからです。

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