御言葉メール857

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御言葉メール857

2016年11月12日(記:斉藤文子)

「私の悲しみはいやされず、私の心は弱り果てている。」(エレミヤ8の18)

私達は自分や自分の家族の事では、あわてたり悩んだり、嘆いたり後悔したりします。しかし、他人の苦しみ、辛さなどは平気でいる事ができます。それどころか、他人の苦しみは蜜の味、と言われる言葉が私達の心を探る時、それを否定できる人がいるでしょうか。

エレミヤが冒頭のみことばで告白するのは、自分や家族の問題のためではありません。確かに自分や家族も含まれますが、イスラエル民族全体の神に対する罪のためです。神の預言者エレミヤは、自分が伝える神の御心と裁きを全く聞こうとしないイスラエルのために傷つき、弱り果てます。それどころか民は偽預言者の、神は裁きではなく平安を与える、という言葉を信じる。神に愛され導かれてきたイスラエルの神に対する裏切りと反逆。

それに対して、神は次々と預言者を送り、民に訴えられる、私に帰ってくるようにと。しかし自分の生きたい様に生きるユダに神のことばは届かない。エレミヤは民がこれから遭う苦しみを自分のいやされない嘆きとするのです。このエレミヤの嘆きこそ、民を徹底的に愛される神の嘆きである事を教えられます。バビロン捕囚という裁きを通して神は、なおユダと関わりご自分の元へ導こうとされる。人間がどの様な状態になっても、神の愛は決して諦めない。人間には無い愛がここにあるのです。

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