御言葉メール874

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御言葉メール874

2017年3月11日(記:辻嵐桂子)

「不信実と偽りとを私から遠ざけてください。
貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で私を養ってください。
私が食べ飽きて、あなたを否み、『主とはだれだ』と言わないために。
また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために。」(箴言30章7ー9節)

上記の御言葉は、格言や訓戒が列なるこの書簡の中で、恐らく唯一の祈りの言葉となっている。著者はここで二つのことを願っている。
「不信実」は「むなしいもの」とも訳せる言葉で、これまで見てきた箴言の中で人を罪に誘うあらゆるもの(快楽や虚栄など)を指すのかもしれない。
「偽り」も人を欺き陥れるものとして再三注意が促されている。

また、「貧しさ」と「富」が、罪を犯させる要因となりうるというのだ。
確かに、不足は不平を生み、むさぼりを起こさせる。富はしばしば人を傲慢にし、神に頼ることを忘れさせる。

箴言の多くの箇所には、誘惑に惹かれて行く愚か者の姿や、悪をむさぼる罪人の姿が、あたかも風刺画のように滑稽に描写され、その末路が滅びであることを教えている。
そのような罪に陥らないための知恵は、己を頼みとせず、神に頼れということに尽きる。

だが、誘惑は狡猾で、罪に陥り易い自分の弱さ、罪の性質を覚える時に、戒めの言葉に目を向け続けると同時に、罪を犯しうるあらゆる状況と要因を自分から遠ざけ、罪を犯さないように守って下さいと、この箴言の著者と同様に、私も切に神に願うのである。

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