御言葉メール910

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御言葉メール910

2017年12月4日(辻嵐桂子)

主はモーセに仰せられた。あなたの兄アロンに告げよ。かってな時に垂れ幕の内側の聖所にはいっ
主はモーセに仰せられた。あなたの兄アロンに告げよ。かってな時に垂れ幕の内側の聖所にはいって、箱の上の『贖いのふた』の前に行ってはならない。死ぬことのないためである。わたしが『贖いのふた』の上の雲の中に現れるからである。(レビ記16章2節)

16章は、贖罪の日についての定めである。15章までの規定は、主に個々の罪と汚れから人々を贖うためのものであったが、贖罪の日は、民全体を贖うものであった。

当時の神礼拝の場であった幕屋の構造について、ここで詳しく述べないが、会見の天幕と呼ばれる場所は、垂れ幕によって聖所と至聖所に仕切られており、祭司は通常聖所で礼奉仕した。
垂れ幕の内側の至聖所には、契約の箱が安置され、その上にはケルビムが座す贖いのふたが置かれた。
そこは最も聖なる場所であり、大祭司だけが年に一度、定められた日に入ることが許された。
それはいけにえの血によって聖所全体をきよめ、全ての不義から全イスラエルを年ごとに贖うためであった。

その導入部分(1、2節)ではまず、アロンの子ナダブとアビフの事件(レビ記10章参照)を想起させ、不用意に神聖な領域に入って死ぬことのないよう、厳粛に諸規定に従って行うようにと注意を喚起する。
大祭司はこの儀式において、神と人との仲介者として、重要な役割を担うのである。

新約聖書では、この贖罪の日の大祭司の職務をキリストの雛型として引用し、イエス・キリストの十字架の贖いは、さらに優れ、完全で、永遠の贖いを成し遂げたと述べている(ヘブル人への手紙9章11-12節)。
キリストが十字架上で息を引き取られた時、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた出来事は(マタイの福音書27章50-51節)、象徴的である。
今や私たち信仰者は、神との間を隔てるものを取り除かれ、諸々の儀式を通さずとも、神に近付けるのである。

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