御言葉メール604
2011年10月22日
「わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。」(ヨハネ17の16)
キリストを信ずるあなたや私は、この世の者ではないと信じているでしょうか。聖書のいう世は、罪に汚れた世界と人々を指しています。この世は人々を守り、内側からの溢れる平安で満たす事はできません。しかし神は、世にあるご自分につく者を岩の様に守り、避けどころとなられる。
キリストの贖いによる自分の罪の解決をもっている人は、この世の者ではなく、キリストの支配の中に移されています。同時にイエス様がお弟子さんを世に遣わされた様に、私達も様々な形で遣わされている。そこではキリスト者の社会的責任があらゆる形で存在するでしょう。働く事で、学ぶ事で、障がいや病気を負う事で、辛さと苦しみの経験の中で。
一人一人、状態は全く違っても、キリストを求める歩みは無責任にならず、しかしこの世と同調しない歩みへと、その時その時導いてくださるでしょう。その表れ方は一人一人違うかもしれない。ただ、世がどう思うか、と考えたりする弱さから守られる様に、と私は祈らされます。この世は永遠の住家ではなく、私達は旅人です。