御言葉メール725
2014年4月12日(記:辻嵐桂子)
「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカの福音書23章34節)
十字架上のイエスの言葉は全部で7つ記録されているが、その第一のものとして記録されている上記の言葉は特に衝撃的である。
肉体の苦痛は極限に達していたであろう。その中で主がまず発したのは、ご自分を十字架につけ、嘲笑し罵倒する者たちのためのとりなしの祈りであった。この祈りに価する者などひとりもいなかった。彼らは主に対し暴虐の限りを尽くしたのだ。
だが、彼らだけではない。私たちもかつては主の敵であった。今も主は呪われるべき罪人たちのために、天において嘆願を続けておられる。ご自身をなだめの供え物として。
「もしだれかが罪を犯したなら、私たちには、御父の御前で弁護してくださる方があります。(ヨハネの手紙第一2章1節)」