御言葉メール727
2014年4月26日(記:マハー満枝)
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(ペテロ第一5章7節)
神様がモーセを召し出す、という有名な記事があります。長い間の沈黙を破り、今や立ち上がってイスラエルの民を救出するという時、神様はモーセをそのリーダーとして選ばれました。神様はいつの時代でも、どこにおいても、人を用いなさいます。神様お一人で全てなす事も可能であったでしょうに...。
しかしそのモーセは、選ばれるにふさわしい、優れた立派な人物だったのでしょうか?少なくともこの3章から4章にかけてのモーセを見る時、誰もそうは思いません。神様が召し、任務を与え、命じられている時、彼はその都度5回も神様に対して「口答え」(英語では “excuse”)をしています。私が神様の立場だったら、きっと2回目くらいで「もういい!誰か他の人にするから。」と、さじを投げたことでしょう。
神様は実に忍耐深いお方です。私たちは何度言ってもわからない、罪深い、弱い者ですが、「もういい!」と言って私たちを放り出すことはなさいません。「自分の事は自分が一番良く知っている」と私たちは言いますが、それは正しいでしょうか?全ての事をご存じの神様は、私たちの益のために様々な試練、訓練、また喜びも与えて下さいます。静まって素直に「主よ、感謝します。今私のすべき事を教えて下さい。」と祈りましょう。