御言葉メール810
2015年12月19日
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカの福音書2章14節)
クリスマスによく聞かれるフレーズである。夜番をする羊飼いたちに天使が現れ、救い主の誕生を告げた後、天の軍勢が神を賛美して言った言葉である。
この箇所は、私たちに天上の情景を垣間見せてくれる。その光はどんなに眩く、その響きは荘厳であったろう。
だが同時にこの箇所は、神がこの地上にも目を注いでおられることがよくわかる。
まさにこの日、神の御子が人となって世に来られた。
この素晴らしい知らせを最初に告げられたのは、貧しき羊飼いたちであった。当時の社会では最も蔑まれていた人たちである。
神は、卑しい人間を救うため、ご自身も卑しくなり、あり得ないほど惨めな場所でお生まれになった。
その生涯の最期は十字架の死である。
クリスマスに、どれだけこの事が覚えられているだろう。世の人々はただ楽しさを追求し、キリスト不在でクリスマスを迎えようとしている。
だが私たちは、クリスマスの本当の意味を知っている。キリストは、私たちの罪の贖いとなって、その尊いいのちをささげるために、世に生まれて下さったのだ。感謝しつつ迎えよう。
「彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。」(イザヤ書53章5節)