御言葉メール882
2017年5月9日(記:辻嵐桂子)
「初めに、神が天と地を創造した。」(創世記1章1節)
これは、聖書の最初の書簡の、冒頭の言葉である。聖書は先ず、この宣言から始まる。
この世界はどのようにして出来たのか。
人は宇宙や人類の起源について様々な考察をし、仮説を立て、それを説明しようと努めてきた。だが確かなことは誰にもわからない。
世界は、成るべくして成ったのか。或いは、偶然に出来たのか。
聖書は、それが神の創造に由来すると明記している。天と地、即ちこの世界のすべてのものは、神によって創造されたと。
初めにとは文字通り、まだ何も存在しない一番初めに、ということである。
無から有を造り出し、すべてのものを意図を持って形作り、制御する神が、聖書の神である。
これは啓示によってわかるのであって、誰も証明することは出来ない。ただこの聖書の権威を、認めるか否かである。
この権威を認めるか否かで、私たちの世界観や価値観は大きく変わる。
もし世界が偶然出来たのなら、私たちの存在や行動は、何の意味を持つのだろう。
だが神がこの世界を造られたという事実は、すべての存在と現象に、理由を与えてくれる。そして私たちの生き方に、指針を与えてくれるのである。
「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」(伝道者の書12章1節)