御言葉メール1084
2021年7月3日
「イスラエルよ。あなたの神、主に立ち返れ。あなたは自分の不義につまずいたのだ。」(ホセア書14章1節)
イスラエルに告げられた神のさばきは凄惨なものであった(13章16節)。
国家壊滅の危機に瀕しながらなおも他国の勢力や偶像の神に救いを求めようとするイスラエルの民に、神は預言者を通じて何度も神、本来彼らが忠誠を捧ぐべき唯一のお方に立ち返るよう呼びかける。
彼らが頼ろうとしているものこそ、彼らをつまずかせた不義であって、それにしがみついついる限り神の祝福はない。
聖書のメッセージは一貫してシンプルである。真に悔い改め神に立ち返るなら、再び祝福を享受することが約束されているのである(4-8節)。
ホセア書は特異な書である。預言者自身の結婚生活を通して、神を棄て偶像を慕うイスラエルの民を、それでも愛し取り戻そうとする神の情熱(3章)や、罪を罰しながらもイスラエルを憐れまずにはいられない神の苦悩(11章8節)が、躊躇なく表現されている。
そしてその情熱と苦悩は、イエス・キリストの十字架に繋がるのである。
聖書のメッセージは一貫してシンプルである。ただ不義を棄て神に立ち返る、すなわち自らの罪を悔い改めイエス・キリストを信じるなら、その先にあるのは神の祝福の約束である。