御言葉メール1092
2021年8月28日
「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコの福音書1章15節)
今からおよそ二千年前、ガリラヤ地方で主イエス・キリストは、上記の御言葉をもって公に宣教を開始された。
旧約聖書で預言され、予表されてきたメシヤの時代がいよいよ到来したのである。そしてそれは、ユダヤ人のみならず、全人類にとって新しい時代が訪れたことを意味している。
神の国み、すなわち神の統治は、イエスの御言葉とわざの内にに現された。
だがその完全な実現は、二千年経った今なお将来のことである。
二千年という時間は、神の国を待ち望む者たちにあまりにも長いのではないか。いや、当時の人たちには想像も出来なかったのではないかと思う。
しかし二千年という時を経たからこそ、私は福音を聞きイエス・キリストを信じることができた。
歴史は様々なことを繰り返し、昨今の世界は神の国からますます遠ざかっているように見える。
それでも今も、地球上のすべての人に、「悔い改めて福音を信じなさい」との呼びかけは続いているのである。