御言葉メール1095
2021年9月18日
「私の心は主にあって大いに喜び、私の角は主によって高く上がります。・・・主のように聖なる方はいません。まことに、あなたのほかにはだれもいないのです。私たちの神のような岩はありません。」第1サムエル2の1~2
上記の讃美は、神に祈って、男の子が与えられたハンナの讃美です。ハンナは神に、自分に男の子をくださるなら、一生の間、その子を主にお渡しします、と祈りました。そして男の子が与えられた時、乳離れした子、サムエルを自分の手元に置かないで、約束通り神に捧げるために、祭司エリにあづけたのです。
ようやくの思いで与えられた子を手放す。これは難しい。しかしハンナは、自分の願いがかなって子どもが与えられた喜びに止まらず、いやそれ以上に、自分の祈りを聞かれる主を喜び、誇る者に変えられていたのです。子どもを与えられた自分を誇るのではなく、与え主の主を喜ぶ。まことに、このような事を成さる方はどこにもいない、と。
私達が苦しみや願いをもって祈る時、その答えが自分の気にいるものであってもそうでなくても、その事を通して、自分の様な者さえ主は顧みてくださる、と主を崇める事ができるなら、私達はハンナの讃美を自分の讃美、祈りとしているのです。