御言葉メール507
2009年11月21日
「御子は、御使いたちよりもさらにすぐれた御名を相続されたように、それだけ御使いよりもまさる者となられました。」(ヘブル1の4)
このヘブル書が書かれた1世紀頃、一般のユダヤ人の間に御使い礼拝が広まったと言われています。神の超越性のみが強調されたために、神が非常に遠い存在になり、人々は知る事も近づく事もできない存在になったのです。
その結果、神と人間を取り持つものとして御使いが崇拝されたようでした。この手紙を受け取ったユダヤ人クリスチャン(ユダヤ教から改宗したクリスチャン)の中にもその考えの影響を受けた人がいたようです。特にこの頃はクリスチャンに対するローマの迫害が度々ありました。
迫害とまでいかなくても、生活の困難があると、キリストへの信頼に疑いがでてきたりキリストを信じる以前の自分のほうがよかったのでは、という思いになる事があります。しかしキリストを信頼できる時もそうでない時も、この御名を知っている事に勝る幸いはありません。この御名のゆえに私達は、歴史の始まる前から神の愛の中に守られているのです。
御言葉メール507
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