御言葉メール579
2011年4月30日
「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る。」(詩篇121の1,2)
我が家は小高い山の上にあるので、どこへ行くにも帰るにも坂を上り下りします。疲れている時や急いでいる時、迷いや悩みの中にある時は、上るにも下るにも足元ばかりに目がいきます。そんな時、フッと目をあげると、えにしだ、こぶし、水仙、ドウダンツツジなどがいっせいに目に飛び込んできました。
山のあちこちに明るく静かに在る木や花達。こんなに美しい世界になっていたと、目をあげて始めて気づかされたのです。山に向かって目を上げる詩篇の作者は、自分の助けは他の神々からくるのではなく、天地を造られた神から来る事を確認します。私達の助けもそうです。
目を上げる時、そこにありながら気づかなかった景色に気づく様に、いつも守り助けてくださる神が居られる事を気づかせて下さいます。自分で何とかしなければとあれこれ考える事をいったんおいて、目を足元から上に向ける事が出来ます様に。天地を造られた主は、私達の日々の困難を助けようと待ち構えておられるのですから。