「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。」(使徒の働き1の8-)
もうすぐキリスト降誕を祝うクリスマスですが、それに匹敵する教会の記念日として、ペンテコステ(聖霊降臨)があります。クリスマスやイースターと違って教会でも特別に取り上げない場合が多いですし、教会外ではほとんど知られていません。
キリストの十字架と復活、昇天は教会形成や世界宣教の基礎となるものですが、それらを見聞きしたお弟子さんがいれば十分かというと、そうではありませんでした。イエスが十字架につけられた様に自分達も殺されるのではないかと恐れるお弟子さんを、自分の命すら惜しまないキリストの証人に変えたのは、聖霊なる神が下られてからです。キリスト昇天後、しばらくして、助け主と言われる聖霊なる神が下られ信じる者のうちに住まわれた。
信仰を持つ事も、聖書のことばが理解できる事も、祈れない苦しみにある時や日々の生活の助けも聖霊なる神が私達を導かれる。自分では聖霊内住が理解できず、自分の思いだけで生きている様に思える時も、聖霊はキリストを指し示すでしょう。それは私達を支える力です。