御言葉メール858
2016年11月20日(記:辻嵐桂子)
「人は心に計画を持つ。主はその舌に答えを下さる。
人は自分の行いがことごとく純粋だと思う。
しかし主は人のたましいの値うちをはかられる。」(箴言16章1ー2節)
この箇所は特に、主の主権が強調されているところである。
人は様々な計画を立てるが、それがどのような結果になるかは、主の手の内にあることである。
人はおごりやすい。特に物事がうまくいっている時そうである。心の欲するままを行い、その計画がことごとくうまくいくと錯覚する。おごりは神の存在を退ける。
だが主は人が思い図ることをすべて知り、その真価を知っておられる。
私たちが将来に備えるのはよい。それ自体は大事なことである。
だが自分の計画がすべてうまくいくとは限らない。人生には想定外のことが起きて来る。「その人の歩みを確かなものにするのは主である。」(9節)
聖書の御言葉は、私たちが順調な時にも、決して高ぶることがないように、警告を与えている。
「あなたがたには、あすのことはわからないのです。あなたがたのいのちはいったいどのようなものですか。あなたがたは、しばらくの間現れて、それから消えてしまう霧にすぎません。
むしろ、あなたがたはこう言うべきです。『主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。』」(ヤコブの手紙4章14ー15節)