御言葉メール967
2019年2月16日(記:斉藤文子)
「子どもたちよ、偶像から自分を守りなさい。」第1ヨハネ5の21
ヨハネはあらゆる偶像から自分を守るように伝えます。
偶像は決して刻まれた像だけではありません。神以上に私達の心を占めるものが偶像になります。私達が生きるために必要なもの全て、衣食住、お金、仕事、家族、人間関係、趣味、才能等すべては神様が私達のために与えてくださったものです。神様が与えてくださったものであるにもかかわらず、神を礼拝すること以上にそれらが心を占めていくならば、それは偶像となります。
この時代の風潮にならい、お金儲け、高い地位や人の賞賛、等で自分の欲望を満たす手段になる。偶像は人間の欲のあらわれです。
キリストによって、罪赦され、そのままの自分を神に受け入れられた私達は、自分の内からわき上ってくるそれらの偶像から自分を守るために戦う事が必要になります。
今までは自分の願い通り何も疑わず生活していた者がキリストを主として生きるようにされた時、今度はキリストのみこころを中心に、神を第一としての歩みに変えられ、それを求めるようにされていく。この戦いは葛藤という形であらわれますが、誰もが経験している通り疲れるものです。
しかし戦うという時に覚えなければならないのは、この戦いは神が戦ってくださる戦いだという事。この戦いに必要なものは神様への信頼以外のなにものでもありません。
神への信頼の中で、ある時は自分の意志や努力が必要になる事もあります。人に助けを求めることもあるでしょう。しかしそれらは神への信頼の中で、それぞれが考え与えられていくことなのです。お互いの戦いを支え合う同志である教会を通して主の御名があがめられます様に。