御言葉メール1055
2020年12月6日
「こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。」第1コリント13の13
私達は何故、かくも愛を求めるのでしょうか。音楽、ドラマなど愛がテーマになっていないものを捜す方が難しいくらいです。一人一人、愛について理解しているところは違っても、愛が必要だと感じているのは同じです。
愛されたい愛したい、と願うこの愛は、決して自分が痛めつけられたり、みじめになったり孤独にさせるものではないと知っているからです。即ち、愛は自分を受け入れてくれるものと理解している。
そういう愛を求めながら、人はその愛を見出しているでしょうか。否といわざるを得ません。愛し愛されてこの世界が幸せになっているとは、とても思えない。
私達は愛を自分や人の中に求めますが、神の言葉である聖書は、違う、と言います。愛は人の中にあるのではなく、神こそが愛であると。キリストを通して神を知る時、初めて愛がどういうものであるかがわかります。愛は人間の努力や修行によって得られるものではない。人間の罪を全て引き受けて自ら苦しまれたキリストを知ることによってのみ愛が何かがわかり、その愛を求める者とされます。キリストこそ、どんな状態の人間をも受け入れてくださる神なのです。