御言葉メール474
2009年4月25日
「男らしく、強くありなさい。」(第1コリント16の13)
男らしい、女らしいという言葉は現代ではあまり使われなくなりました。平等という概念の中で、一つの差別用語として受け取られかねないからでしょうか。しかし男として生まれて生きる意味、女として生まれて生きる意味をよく知っていたパウロは、手紙の最後のあいさつに、「男らしく、強くありなさい」と、勧めます。
「新聖書注解2」には、この箇所を次のように解説しています。「男らしく、即ち責任を自覚し、全体と個の苦悩に満ちた関係を自らの肩にになって生きる生き方」ここでは個人的に又、対社会の中でキリスト者として生きることの葛藤と迷い、不安を避けないで取り組もうとする姿勢を教えられます。それは一見、弱々しく見えるかもしれないけど、人や他の事柄のせいにしないで、迷い悩みながらも、どの様にキリスト者として生きていくかを考える事ではないでしょうか。
しかしそれはどんなに大変な事か。その様に生きようと試みた人にはわかるでしょう。だからパウロは、神の力によって強くあるようにと勧めます。人にはできなくても神がさせて下さる。その信仰に生きれます様に。
御言葉メール474
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