御言葉メール535

御言葉メール535
２０１０年６月１９日
「私たちが祈り場に行く途中、占いの霊につかれた若い女奴隷に出会った。この女は占いをして、主人たちに多くの利益を得させている者であった」（使徒１６の１６）
サッカーワールドカップで日本の初戦はカメルーンでした。試合が始まる数日前、テレビでアフリカのある国の呪術師に、カメルーン戦を占ってもらうという番組がありました。それによると２対１で日本の勝利という事です。
それを見ていた私は、信じているわけでもないのに、それは良かった、と期待する気持ちが出てきたのです。自分の願い通りの結果を出してくれるものに依存したい、それは占いのとおりになった時ますます強くなるでしょう。現実は１対０で確かに日本の勝利でした。
自分の生活に関係のないスポーツでさえそうであるなら、私達の人生の局面の一つ一つに、自分の思い通りの結果を出してくれるものなら何でもすがりたくなってしまうーそれは自分がどう生きたいか、という吟味をさせなくします。神を信頼する生活は、自分が不利になっても自分の信じるところを選んでいく生活です。それは欲望が主人の生き方ではなく神を主人とする生き方です。