たねまき Vol.4
ワンポイントレッスン
「エホバの証人へのアプローチ 4 」
<エホバの証人がマインド・コントロールをかける方法>
《3つの聖句》
エホバの証人は、聖書をよく知ぅているように見えますが、たくさんのことは勉強していません。その教理も3つの聖句で出来上がっています。そして、どのエホバの証人に質問しても、全部同じ答えが同じ順番で出てきます。長老であっても、新しいエホバの証人であっても知識量は同じです。例えば「イエスは最初に造られたもの」については、コロサイ人への手紙1章15節、ヨハネによる黙示録3章14節、箴言8章22節を引きます。「統治体」については、マタイによる福音書24章45〜98節、使徒の働き8章38節、15章6節を引きます。「輸血」については、創世記9章3〜4節、レビ記17章10〜16節、使徒の働き15章20節を引きます。
この3つ以外はいりません.1つであってはならないし、2つではまだ不安です。4つでは、覚えるには多すぎます。だから3 つなのです。
エホバの証人は徹底して教えられているから、どんな人でも、どんな状況でも、3つの聖句か出てきます。エホパの証人は聖書を一言一句忠実に解釈する原理主義の教派だと言っていますか、3つの聖句だけ覚え、納得しているのです。王国会館に行けば、授業の仕方が分かります。ものみの塔誌研究、書籍研究というのがありますが、まず、本の本文を読みます。彼らの本は、下に全部の質問が書いてあります。次に司会者が下の質問を読みます。分かった人は、手を挙げて答えを言います。変な答え方をすると司会者は「ほかにありませんか?jと他の人をニコッとしながら当てます。正しい答が出ると「本当によくできましたね。」といい、次の質問に移ります。エホバの証人の集会に行って「質問があります。」と言うなら「個人的な貿問は、後にして下さい。jと言われます。後から質問したら、「個人的な質問はしないで下さい。もうちょっとよく学んだら、分かるようになりますから。」と言われます。だから、マインド・コントロ−ルの方法というのは、はじめに教理があって、3つの聖句を捜してきて、組み立てて、何度もくり返し、教えていきます。人間の頭は、情報が多いと整理の仕方が分からなくなりますが、3つの情報なら、安心して整理ができます。
こういう意味でエホバの証人をキリスト教の異端(教理は異端であるが)というより、マインド・コントロールをしている集団と見るべきです。