御言葉メール606
2011年11月5日
「ヨハネの子シモン。あなたは、わたしを愛しますか。」(ヨハネ21の18)
私は多くの失敗をしながら生きている者です。傷つき、自分はどうしようもない者だなあと思う時、ペテロに語られる冒頭のイエスの言葉は、私がどこに目を向けているかを教え正してくれます。ペテロは、他の弟子たちがイエスを見捨てる事があっても、自分だけは見捨てないと豪語しました。
しかし結果はイエスを否認し裏切ったのです。深く傷つくペテロに対して、イエスは叱責でも訓戒でもなく、私を愛するか、と、問われる。イエスに対する従順も愛も、自分の内側にはない事を知らされたペテロは、「私があなたを愛している事は、あなたがご存知です」としか答えれない。胸を張って、あなたを愛しています、と、答える事ができません。
愛も従順も奉仕も自分の力ではなく、神様によって与えられるのです。多くの失敗を赦す主がおられる。そのキリストを愛する事が、何にも勝って私達に求められる。私達は、物事がうまく運ぶ事が良い事だと考えて生きています。しかし神が求められる一番良い事はイエスを愛する事です。