御言葉メール615
2012年1月14日
「弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。」(使徒行伝13の52)
パウロ達は、アンテオケという町のユダヤ人会堂で説教し伝道したところ、主の言葉がこの異邦人地域全体に広まりました。信じる者が起こされましたが、妬みにかられたユダヤ人達は、パウロを迫害し、この町から追放したのです。指導者が追放され、その町に残されたキリストを信じたばかりの弟子たちの様子が冒頭のみことばです。
私なら失望落胆して、キリストを信じるのをやめようと思うだろうな、という状況がそこにはありました。恐ろしく喜べない事態です。しかし彼らは喜びと聖霊に満たされていた、とある。罪の赦しはキリストによる、信じる者は皆、キリストによって解放される、というパウロのメッセージは弟子達に、奪う事のできない喜びをもたらしたのです。
キリストをはっきり告白する生活は、自分の周りからの圧力や自分自身の罪や弱さの故に自分を責める事もあります。しかし困難と悲しみの中に、聖霊の満たしと喜びをもって支えてくださる神様がおられる。迫害の中のお弟子さんも現代に生きる私達も、今、置かれている中で歩みを続ける力は、この神への信頼です。