御言葉メール617
2012年1月28日
「聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことを決めました。」(使徒行伝15の28)
現在、私達は、救いは信仰のみによる、という教理を当たり前の事として信じ伝えています。しかしこの聖書の教えが確立していくために、教会会議における論争が必要でした。キリストを信じる信仰のみによって多くの異邦人が救われました。
ところがユダヤ人クリスチャンのある人達が、異邦人も割礼を受けなければ救われない、と言い出したのです。パウロ達異邦人伝道者は、この割礼を説く人達と激しい対立と論争を起こし、やがてエルサレム教会において論議される事になる。エルサレム会議の始まりです。この会議において、ユダヤ人も異邦人も区別なく神の恵みによって救われる、だから異邦人に割礼などを強制してはならない事。
しかし長い伝統の中に生きているユダヤ人に配慮すること。これらの決定にあたって教会は、「聖霊と私たち」が決めた、と宣言します。教会会議を導かれるのは聖霊です。主の御心を求めながら、教会会議でお互いが意見を言い合える時、一人一人が聖霊の導きを覚える事が出来ます様に。