御言葉メール619
2012年2月11日
「真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ讃美の歌を歌っていると・・・」(使徒行伝16の25)
私達は、自分の人生で今が最悪だと思う時があるかもしれません。私も人からみたら、それほどでもない事であっても、自分では最悪だと思う時がありましたし、これからもあると思います。その時に一番辛い事は、最悪と考える環境以上に自分の状態が最悪だった事です。
神様を信頼できない自分を教えられ、みじめで平安がありません。パウロ達は福音宣教がきっかけで捕えられ、ムチで打たれ牢屋に入れられ足かせをつけられる。その中で彼らは弁解するでもなく嘆くでもなく、神に祈りつつ讃美していた、とあります。最悪の環境でありながら、パウロ達が神を礼拝するのを妨げるものは何もなかった。この記事は私を慰めます。
自分がどんな状態でも神様を信頼する事ができるのだと。自分にはできなくても「信頼させて下さい」と祈ればよいのだと。私達は問題や環境だけにいつしか心が奪われると、不安やみじめさに自分を追いやり、パウロの持っていた平安が理解できなくなります。神への信頼こそが、人が決して奪う事のできない平安へと導くでしょう。