御言葉メール642
2012年8月4日
「主は私に仰せられた。『再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。』」(ホセア3の1)
預言者ホセアは、不品行の女として知られるゴメルと結婚します。「ホセアは恐らく、…ゴメルをその不品行のうわさにもかかわらず愛しており、神がホセアにあなたが愛しているその不品行の女をめとれ、と命じられたと考え・・・」(新聖書注解抜粋)私には、ホセアとゴメルの結婚を考える時、この説明が一番自然に受け止められます。
しかし愛された妻ゴメルは、またもや他の男に走る。失意のどん底にあったホセアに、神はご自分の愛を示される。その頃、物質的に反映していたイスラエルは真の神を捨て、偶像に熱中し道徳的にも退廃していました。このイスラエルを神なる主は、なおも愛しておられるとの宣言にホセアは驚き感激します。
反逆のイスラエルに対する神の愛と命令に励まされて、自分を裏切った姦淫の妻ゴメルを多くの犠牲を払って連れ戻す。ホセアは自分の結婚生活を通して、神の愛を知り、神を無視する罪の裁きを語りながらも、神の愛がそこから回復させると宣言するのです。ホセアの様に、自分の愛や憎しみという全生活を通して神を知り、私たちの生活そのものが、神を表すものであることを深く心に留める事が出来ます様に。