御言葉メール650
2012年9月29日
「わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。」(ホセア14の4)
多くの人は帰るべき家があります。家族があっても、一人だけでも。出て行って帰る所がある、という事は、あまりにも当たり前で意識すらしていないかもしれませんが、日々の安定した生活を送る上で欠かせない事ではないでしょうか。これは生活だけではなく、私達の心の奥深いところでも実は同じです。
神から離れていると、何とか自分でやり直し、立て直し、前向きに生きていこうと考える。その中で挫折や限界を知る時、私達はどうしたらよいでしょうか。人に相談できたとしても、解決できない問題も残ります。自分の心の奥の声が、自分を告発する経験をもたれた事はないでしょうか。どれほど自分が正しいかを人にわかってもらおうと思っても、自分は正しい人間ではないとわかっている。
私は多くそういう経験をする中で、その私を神が愛されている、という考えられない真理が、私を神に心を集中させたように思います。残念な事にその集中は、日常生活ですぐ途切れてしまいますが。ただ神に帰る時、この様な私を神が喜んでおられる事をそのつど教えられる。取税人も売春婦も社会的に地位のある人も、病人も殺人者もそして私も、造り主である神が喜んで下さる存在なのです。