御言葉メール737
2014年7月12日(記:辻嵐桂子)
「もし、その計画や行動が人から出たものならば、自滅してしまうでしょう。しかし、もし神から出たものならば、あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」(使徒の働き5章38,39節)
今から約2000年前、エルサレムを中心に、イエス・キリストの弟子と名乗る者たちが爆発的に増え、当時のユダヤ教指導者たちは当惑した。イエスを十字架に磔にし抹殺したはずの教えが、以前より勢いを増して広まって行ったのだ。
当然当局は弾圧を加えた。議会が召集され、指導者たちは怒りと妬みに燃えて弟子たちを殺害しようと企てた。
しかし、ひとりの賢明な人物の言葉が 議会を鎮静させた。鎮静は一時的であった。やがてキリスト教会に対する迫害の嵐が吹き荒れたことは、周知の通りである。
だが、冒頭の言葉は真実であった。迫害、弾圧、世俗化、合理化。2000年間キリスト教会は様々な攻撃を受けて来た。今日キリスト教が存在し、当初の純粋な教えが保たれているということはまさに奇跡であり、それが真理で神から出たものであることの証であると私は思うのだ。
「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」(マタイの福音書24章35節)