御言葉メール814
2016年1月17日(記:辻嵐桂子)
「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。
主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。」(詩篇127篇1節)
この詩篇は、捕囚から帰って来た人々によるエルサレムの復興が背景となっている。
町の復興は周囲の敵の妨害もあり、困難を極めた。城壁を再建する時も、人員の半分は工事に当たり、半分は武器を手に見張りをしたと記されている(ネヘミヤ記4章)。
しかし、エルサレムの再興は神の御手によった。ネヘミヤは真に祈りの人であった。
この詩篇は、神への依存と神からの祝福が、全生活の基盤であることを教えている。
私たちのあらゆる営みも同様で、生活のために必要な労苦も、目標を達成するための戦略や努力も、必要なものではあってもすべてではない。事を成し遂げさせて下さるのは神である。
いや神は、私たちが眠っている間にさえ事を成し、私たちの必要を備えて下さるお方だ。
「わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」(ヨハネの福音書15章5節)