御言葉メール916
2018年1月20日（記：斉藤文子）
その方は私に仰せられた。『人の子よ。立ち上がれ。わたしがあなたに語るから。』その方が私に語りかけられると、すぐ霊が私のうちにはいり、私を立ち上がらせた。」エゼキエル２の１，２
エゼキエルは神様から「人の子よ、立ち上がれ」という言葉を聞きます。これは、私があなたに語る言葉を民に伝えよ、という預言者としての召命のことばでした。私達はイエスキリストを主と信じる時、それぞれキリストによって、この世に遣わされている事を教えられます。家庭や学校、職場、地域に遣わされていく。神に対して全く無知でそれゆえ反逆を続けている人達の間で、ただ神の哀れみによって神への信仰を持つようにされた私達の考え方、言葉、態度は、周りと違ってくるでしょう。生活の全てにその違いを認識する時、私達は孤独や寂しさ、こんなはずではなかった、という思いが出てくることもあるかもしれません。
しかしエゼキエルに預言者としての働きを与えられた神は、ただ「立ち上がれ」と命令されただけではなく、神ご自身の霊によって立ち上がる力をも与えられた。私達は神に敵対する世の中で、あらゆる立場や仕事を与えられて生きています。しかしそれは自分の頑張りで出来る事ではないのです。
神は一人一人に使命を与えると同時に、その使命に応えていけるように聖霊を与えてくださり、聖霊の働きによって私達がイエスキリストの証人として生きて行ける様にしてくださる。私達の心が恐れおののいていても、その心と体を守り支えられる方はこの地上のもの全てに勝る支配者である事をみことばから確認し励まされていきます様に。