御言葉メール927
2018年4月14日(記:斉藤文子)
「人の子よ、あなたは鋭い剣を取れ。それを床屋のかみそりのように使って、あなたの髪とひげを剃れ。・・その三分の一を・・町の中で焼き、またもう三分の一を・・剣で打ち、残りの三分の一を風に乗せて散らせ。わたしは剣を抜いてその後を追う。・・その中からさらにいくらかを取って・・火で燃やせ。火がそこから出て、イスラエルの全家に燃え移る。」エゼキエル5の1~4
イスラエルは神から特別に愛され、律法を与えられ、生きる目的を知っていました。しかし周りの国もないほどの罪を犯し、偶像崇拝を繰り返した。預言者を通しての再三の警告も全く恐れなかった。そのイスラエルへの裁きを伝えるためにエゼキエルに命じられた奇妙な事柄が上記のみことばです。
エルサレムの住民を髪の毛に例えるのです。エルサレムは、剣で打たれ、焼かれ、風に吹き払われる様に疾病や飢饉、剣によって滅ぼされるか散らされる事になる。どんなに一つの災いから逃げたとしても必ず次の災いで滅ぼされる、徹底した裁きなのです。それは、父は自分の子どもを食べ、子どもは自分の父を食べると言われるほど厳しい裁きでした。
私は神が、罪を絶対に赦されない義なる方である事をおののきをもって教えられます。この箇所も含めて旧約聖書はイスラエルを通して、徹底した神の義を私に教えてくれます。しかしイスラエルと同じ罪の中にある私が裁かれないでいる。イエスを通して現された罪の救いのすごさは、神がどのような方であるかを知る時に更に感謝へと変えられていくのではないでしょうか。