ようこそ。
こちらは『ブランチ山科』通信です。
『ブランチ山科』は、一つ屋根の下で4世帯で共同で生活する新しい暮らし方を試みています。
暮らし方の一つの提案として通信『ブランチの窓から』を金沢聖書バプテスト教会のホームページに載せて頂くことになりました。
感想、ご提案ありましたらお寄せください。
この家の構想は、入居人兼管理者である私が、人生の2/3を過ぎたと思われる2015年春、これからの人生、どこで、どんな暮らしをしようかと考えていた時に、ある方から「家の種」を頂いたことから始まります。
それから約1年過ぎた頃、「コレクティブハウス」という住まいの形があることを知りました。「コミュニティを作って多様な人、多様な世代で暮らす」というのが基本的な考えですが、日本の家族の価値観、形態の多様化が進む中で、今までの家制度を引きずったまま家族の在り方を求めていくには、いろいろな所にひずみが出ているのではと感じていた私は、とても興味を覚えました。
人は一人では生きていけません。食べるにしても、着るにしても人の手を経ないで手に入れることは出来ないことは明白な事実です。一つの建物に住んでいれば、たとえ家族でないにしても、住む人の能力や置かれた立場(年齢)でお互いに助け合い、支え合う事が出来るのではないか、共同で暮らしていく事が出来るのでは・・・と、考えが固まっていきました。
とはいえ、はたして実際やっていけるのだろうかとの不安、そして動き出してからも、思いと違う事の葛藤に苦しみ、人の考えの限界を知らされました。
けれど、進むべき道を準備してくれて方がいる確信が与えられたことは幸いな事でした。
「体全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により…しっかり組み合わされ結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」
聖書のエペソ人への手紙からの箇所が、2015年6月の日付でノートに、書かれていました。
互いがキリストの愛のうちに成長し、家が築かれていくことが大切な事のように思います。
2016.4 土地取得
2016.5 建築士杉山氏に家のコンセプトについて説明し、助言を得る。依頼。
オープンシステム(分離発注方式)の説明を受ける。入居者の確定。
2016.7 資金面では難航。知人、友人、教会に理解を求め祈りと資金集めの要請。
2016.11 出資、借り入れの大まかな方向性が出る。
2017.4 建築士と入居予定者の月1回のミーティング始まる。
(細部にわたる助言、話し合いに感謝)
2018.1 工事着工。大雪で工事が大幅に遅れる
2018.3.15 建て方(棟上げ)
2018.7 床のワックス塗は、汗を流しながら入居者全員で。
2018.7 完成引き渡し
2018.7.25、8.1 各世帯引っ越し 共同生活が始まる。