金沢聖書バプテスト教会

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御言葉メール1070

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御言葉メール1070

2021年3月20日

イスラエルの子らの数は、量ることも数えることもできない海の砂のようになる。
『あなたがたはわたしの民ではない』と言われたその場所で、彼らは『生ける神の子ら』と言われる。(ホセア書1章10節)


ホセアは神の命により姦淫の女ゴメルをめとり、彼女の生んだ子はそれぞれイズレエル、ロ・ルハマ、ロ・アミンと名付けられた(2-9節)。
イズレエルとは、エフーがクーデターを起こし、前王朝のアハブ家を皆殺しにした虐殺の谷である(Ⅱ列王記10章)。
ロ・ルハマとは愛されない者の意、ロ・アミンとはわたしの民でないという意味で、これらの名は、神とイスラエルの民との関係が既に破綻していることを意味し、迫り来る神の審判を暗示するものであった。

しかし10節からは、これまでの暗い見通しとは一変し、明るい未来の希望を指し示す。
上記の御言葉は、神がイスラエルの父祖アブラハムに与えられた約束を想起させる(創世記22章17節)。

イスラエル王国もユダ王国もこの後滅びてしまうが、民族が途絶えることはなかった。イスラエルとユダは、ひとつの民族として統合され、土地を所有し、再び神の民として回復されることが約束されている(1章11節、2章16-23節)。

この旧約の民の子孫から私たちの救い主イエス・キリストがお生まれになった。
新約聖書は、この約束がユダヤ人のみならず、異邦人をも含むものと理解している(ローマ人への手紙9章24-26節参照)。

確かにイエス・キリストにあって、私たちは神の子とされた(ヨハネの福音書1章12節参照)。
神は、始めの契約を決して違えず、愛し得ない者をも愛し、ご自分の救いのご計画を遂行し、完成させてくださるお方である。

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