御言葉メール1072
2021年4月3日
主は私に言われた。『再び行って夫に愛されていながら姦通している女を愛しなさい。ちょうど、ほかの神々の方を向いて干ぶどうの菓子を愛しているイスラエルの子らを、主が愛しているように。』(ホセア書3章1節)
ホセアに結婚を命じられた神は(1章2節)、今度は破綻した結婚関係を回復するよう命じられる。
夫のもとを去り、奴隷(もしくは娼婦)に身を落とした妻ゴメルを、ホセアは代価を払って買い戻す(3章2節)。
これからイスラエルは王政を失い、神礼拝の手段をも失う(3章4節)。すなわち国は滅ぼされ、民は捕囚と離散の惨禍に見舞われるのである。
だがその後、民は神に立ち返り、再び神の民として回復される(3章5節)。
ゴメルの歩みはイスラエルの歴史を表し、ホセアの行動は、神のイスラエルへの愛を体現している。
そして今は、この預言は私たちクリスチャンにも当てはめることができる。
私たちこそ、以前は全く神に敵対する者であったのに(エペソ2:3、コロサイ1:21)、神の一方的な憐れみと愛によって、御子イエス・キリストの命という、尊い代価をもって買い取られ(贖われ)、神の民とされたのである。