御言葉メール1079
2021年5月30日
「彼らの満ちあふれる喜びと極度の貧しさは、苦しみによる激しい試練の中にあってもあふれ出て、惜しみなく施す富となりました。」第2コリント8の2
このところは、当時、貧しかったエルサレム教会のクリスチャンたちを、異邦人のマケドニア諸教会がどのように援助したかという記録であり、それに関する勧めであります。
マケドニア諸教会は、パウロの開拓当初から、激しい迫害と困難の中にありました。そればかりでなく、どん底の貧しさの中にもあった。しかし驚くべき事に、迫害も困難も貧しさも、満ち溢れる喜びには勝てなかった。献金の額は多くはなかったかもしれませんが、彼らの力以上にささげた。エルサレムの聖徒たちを支える献金の奉仕の恵みにあずかりたいと懇願した、のです。
人間は、お金は自分のために使うもの、と思っています。だから一生懸命に働く。しかしマケドニアのクリスチャンは違った。自分に与えられたお金を、貧しさの極みにありながら、他の貧しいクリスチャンを支えるために使おうとした。彼らの満ち溢れる喜びは、自分のためではなく他者のために生きる者となったのです。キリストの贖いの恵みが、私達の満ち溢れる喜びとなり、自分のためではなく、他者のために生きる者となり得ます様に。