御言葉メール1089
2021年8月7日
「あなたがたは、信仰に生きているかどうか、自分自身を試し、吟味しなさい。」第2コリント13の5
私は、信仰が自己吟味だと教えられたのは、信仰をもってずいぶんたってからでした。そういう事よりも、キリストを知らない人に伝道する事が大事、と考えていました。しかし自分を吟味しない伝道は、自分の義しさを主張するばかりになっていったように思います。
コリント教会のある人達が、パウロの使徒性を疑い、使徒である証拠を求めた時もそうでした。この時の証拠というのは、天的啓示や幻を見るという超自然的体験を要求されたようです。パウロは止むを得ず、神秘的個人的体験を語る。
しかしパウロは、最後に戒規において、自分の使徒職を示そうとします。その時、神に召された聖徒とその権威の力を見くびってはならない、と激しく語るのです。
しかしパウロはなおも、愛をもってコリント教会に対して悔い改めを迫る。パウロを吟味する代わりに、自分達が、「信仰にいきているかどうか、自分自身を試し、吟味しなさい」と。神の赦しの中に生きるキリスト者は、他人ではなく自分を吟味する恵みの中で、更に神との交わりが祝福されていくのではないでしょうか。