御言葉メール120
2005年9月24日
「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」(ヤコブ4の6)
ある時、私は自分が、世界の誰よりもみじめで、性格が悪く能力の無いものだと心から思いました。よくも今まで、こんな自分と周りの人は関わってくださったなあと、自分自身への嫌悪で沈みこむような感情の中で考えていました。
そういう中で、聖書の字面だけを追うような読み方ながらも、読み続ける中で、ひとつのことが教えられました。神様はこのような私と共に居てくださるという事です。神が、自分に満足し自分の経験を絶対視する心高ぶる者ではなく、神と人の前に自分が劣った者だと告白する者と共におられる、という箇所は聖書の中にたくさんでてきます。
確かに、イエス・キリストによって現された神は心優しく、どんな人間よりも自らを低くされた神でした。私はこの時、神というお方は聖書にある通り、本当にみじめな、心沈んでいる者と共に居てくださるという事、またそういう状態でなければ、柔和と謙遜の限りを尽くされたキリストを知り経験する事のむずかしさを教えられたのです。
しかしこれは何と幸いな事でしょうか。絶対的な主権者である愛と罪の無い神が、私達に何も求めようとされず、ただありのままの自分を神様に告げるだけでいいのです。これ以上の平安は地上にはありません。
御言葉メール120
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