御言葉メール203
2006年7月12日
「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。」(マタイ7の7)
聖書を読んで驚くことの一つは、求めなさい、という言葉やそれに類する語が非常に多いことです。私達が日ごろ、あまり意識せずに使っている、がんばる、とか努力という言葉は、私達が目的とする意味では使われていないことがほとんどです。
私達は自分のことが自分でできて、今よりもっと多くの事ができることが成長だと考え、能力的にも人格的にも「できる人」を目指します。そのために、がんばるし努力もするでしょう。ところが聖書は、自分でがんばるのではなく、神に求めなさい、といいます。先ず神に求めるのでなければ、努力もがんばりも全く方向の違ったものになるからです。その目的は自己実現であり、神を求める方向とは逆です。
しかし神に求めるという単純でやさしい事が何とむずかしく、またすぐに忘れてしまう事でしょうか。私自身、何度失敗しても、神を求める事よりも自分で何とかしなければとアタフタしてしまいます。その様な私を、再び先ず神様を求める道に返してくだるのも主なる神です。感謝。
御言葉メール203
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