御言葉メール599
2011年9月17日
「マリヤは、非常に高価な、純粋なナルドの香油三百グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。」(ヨハネ12の3)
当時、香油はとても高価な物で、乱費したり無駄遣いをする事は貧困につながり、香油を用意しておくことは賢い者のしるしでした。三百グラムはおおよそ一年分の給料です。
それをマリヤは惜しげもなくイエスの足に塗り、自分の髪の毛でぬぐった。少し前、兄弟ラザロを死から復活させて下さったイエス様に、マリアは何とか感謝を表したくて仕方がなかったのです。それを見ていたユダは、その香油を売って貧しい人に施した方がいい、と言いますが、ユダの動機は貧しい人にあったのではありません。ただ、それを見ていた人達の思いを代弁していたと言えます。
勿体ない、他にも使いみちがある、と。けれどもマリヤの思いは周りからどの様に見られようとキリストだけに向けられていた。その思いを、イエス様は喜ばれた。私達の思い、言葉、行動の動機はどこにあるでしょうか。キリストへの感謝のない価値観から出ているなら、その事を主に告げれます様に。主は喜んで助けを与えてくださいます。