御言葉メール745
2014年9月6日(記:辻嵐桂子)
「あなたが正しく行っていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」(創世記4章7節)
創世記4章のカインとアベルの事件は、3章の出来事(人間の堕落)の結果を如実に示している。
神は弟アベルの捧げ物を受け入れられた。カインは、自分の捧げ物が受け入れられなかったことに我慢がならず、野に弟を呼び出し、襲いかかって殺してしまう。
罪とは、神の意思を退け、高ぶり、常に他者より自分を優位に立たせようとする。他の誰かが認められ自分が無視されたと感じると、内側から怒りと憎しみが沸いてくる。
似たような思いは誰もが経験するのではないだろうか。小さな子供でさえ、一人をえこひいきすれば他の者は「ずるい!」と言って争いが始まる。アダムの違反以来全ての人は罪を持って生まれてくるのだ。
罪は恐ろしい結果をもたらす。だから、私たちはどんな境遇にあっても、神の御言葉に耳を傾けなければいけない。
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト.イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ人への手紙6章23節)