御言葉メール778
2015年5月9日(記:辻嵐桂子)
「マルタ、マルタ。あなたは色々なことを心配して、気を使っています。
しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。」(ルカの福音書10章41、42節)
イエス様とお弟子たちをもてなすため、マルタは忙しく働いていた。もちろん、イエスへの愛から出た行為であった。今も昔も、神への奉仕は尊い。
しかし、妹マリヤが全く自分を手伝わず、イエスの足下に座って聞き入っているのに腹をたて、マルタはイエスに、妹にも手伝わせるようにと抗議するのであった。
そんなマルタにイエスは答えられ、「マリヤは良いほうを選んだのだからそれを取り上げてはいけない」と続けられた。
どうしても必要なただ一つのこととは神の御言葉に耳を傾けることである。
しかし、このどうしても必要なただ一つのことを、私たちは一週間の大半の時間忘れて過ごしていないか?いや、大切なことだとわかっていても、それ以外のことに心を用い、あくせく動き回り、あげくの果て人が自分の思い通りに動いてくれないと不平を言う。
聖書に出てくる人物の名前を自分の名前に置き換えて読む、などということを日曜学校などでもよくやったものだが、上記のみことばの「マルタ」のところにあなたの名前を置き換えてみてはどうだろう?やさしく語りかけるイエス様のお声が聞こえないだろうか?
そして私たちはいつでも礼拝に招かれており、日常を離れ神の御言葉を聞くようにと、安息の日(主日)が与えられているのである。