御言葉メール808
2015年12月6日(記:辻嵐桂子)
「主は、私の主に仰せられる。
『わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまでは、
わたしの右の座に着いていよ。』」(詩篇110篇1節)
この詩篇は、ダビデ家の王が即位する際の祝いの歌として歌われて来た。ソロモンの即位の際ダビデが作ったと言われている。
しかし、ここに歌われている王は、祭司的王であり、その職務の永遠性から、メシヤなるキリストについての預言と解されており、新約聖書においては、イエスの復活、昇天と関連づけて度々引用されている。
人となって世に来られ、私たちの贖いとなられたイエス・キリストは、復活し天に昇られ、父なる神の右の座に着かれ、今も仲保者として、私たちのために父なる神の御前にとりなしを成し、私たちと神との間を取り持ってくださっている。
また、後には再びこの地上に来られ、最期的審判によって完全勝利を収められるのである。
「キリストは、罪のために永遠のいけにえをささげて後、神の右の座に着き、それからは、その敵がご自分の足台となるのを待っておられるのです。」(ヘブル人への手紙10章12ー13節)