金沢聖書バプテスト教会

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御言葉メール844

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御言葉メール844

2016年8月13日(記:辻嵐桂子)

民はモーセが山から降りて来るのに手間取っているのを見て、アロンのもとに集まり、彼に言った。「さあ、私たちに先立って行く神を、造ってください…」(出エジプト記32章1節)

モーセが山に登って40日、指導者の消息が全くわからず麓に残された民の心は、次第に不安に包まれていった。
神が与えた「十戒」の最初の戒めが、偶像礼拝の禁止であった。モーセがまさにその十戒を受け取るためシナイ山に登っている時、イスラエルの民は自分たちの神を造ってくれとアロンに詰め寄った。
アロンは金の仔牛を造り、「これがあなたがたをエジプトの地から連れ上ったあなたがたの神だ。」と言った。
民はこれにいけにえをささげ、大騒ぎした。当然神は怒り、民を滅ぼすとまで言ったが、モーセのとりなしを受け入れ思い直された。

以前は旧約聖書を読みながら、イスラエルの民が簡単に、あからさまに偶像礼拝に陥るのを不思議に思った。彼らが徹底して偶像を廃棄したのはバビロン捕囚以降であった。

目に見えるものに頼ろうとする弱さは私0たちにもある。それを神とは呼ばないが、頼りとするもの、無くなると不安で仕方ないものがある(お金など)。
それらが神に屠って変わる時、私たちは偶像を造り出しているのである。
神のみに頼るということの難しさを、神の民の歴史を通しても教えられるのである。

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