御言葉メール1054
2020年11月28日
約束は、アブラハムとその子孫に告げられました。神は『子孫たちに』と言って多数を指すことなく、一人を指して『あなたの子孫に』と言っておられます。それはキリストのことです。(ガラテヤ人への手紙3章16節)
神はイスラエルの父祖アブラハムに、あなたの子孫によって、地のすべての民族は祝福を受けるようになると約束された(創世記22章18節)。
これが、イエス・キリストによる救いが、全世界に広まることを預言していると言われてきた。
先日初めて知ったのだが、民族を表すヘブライ語(ゼラ)は集合名詞であって、もともと単数形でしか使われないのだそうだ。
そうすると、単数形だからイエス・キリストを指していると教えられ、信じ込んでいたことに疑念が湧く。
だが上記の御言葉で、パウロは敢えてそれが一人の子孫を指し、イエス・キリストを指していると述べる。
主イエスは再三、旧約聖書に預言されているメシアがご自分であることを語られ、また弟子たちに、旧約聖書からご自分について書かれていることを説き明かされた(ルカの福音書24章27節)。
パウロもまた、主から啓示を受けて新約聖書を記してている。
旧約聖書を正しく読めば、論理的に、当たり前にイエス・キリストに行き着くというわけではないようだ。(そうであればいいのだが…)
キリスト教信仰というものが、使徒たちの証言の信憑性(すなわち新約聖書の信憑性)と、主イエスご自身の権威に基づくことを、改めて考えさせられた。